ぬしやのこだわり

■欠けの盛り上げにはサビ漆を使います
一般的には「こくそ漆」という、漆の中に木の粉を使った粘土状の漆を使いますが、「サビ漆」は木の粉ではなく、珪藻土が入っています。焼き物は土でできているので、珪藻土と漆で作られた「サビ漆」の方が、焼き物の修理に適していると思います。

■ホコリ・ゴミを付けません
広い面に金を蒔く際、小さなホコリなどが付く場合があります。それを防ぐためにも、私は金を蒔く際に「綿」は使いません。

■漆で色あわせをします
普通、「共継ぎ」というと人口の樹脂を使いますが、それでは綺麗に直せても器としては使えません。ぬしやでは器の色は限られますが、漆を器の色に近づけて修理することができます。漆で直すため、共継ぎをしても普段使いできます。
共継ぎに関しては
こちらから。

■磨き金には「丸粉 4号」を使用しています
4号クラスが1番適していると思います。金の厚さで修理箇所が膨れることもなく、金本来の輝きを得ることができます。詳しい金の写真はこちらから。
             ※号は粒の粗さです。



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漆器工房ぬしや 八木茂樹
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