〜水指しの行程〜



1つのモノを作るのに、たくさんの工程と時間がかかります。その全ての仕事に意味があり、その全てが大切です。なぜ時間がかかるのか、なぜ値段が高いのか、、、このこだわりを見て頂くと、それが少し分かって頂けるのではと思います。


1.蓋の大きさに合わせて木を切ります


2.水指の縁の丸みに合わせ、丸ノミでほじっていきます


3.バランスを見ながら丸ノミでほじり、を繰り返していきます


4.ぐらつきがなくなったら、外側の形を整えます
カンナで丸みを作り、最後にペーパーで表面をなめらかにして仕上げます


5.最後につまみをつけて木地の完成です


6.漆・珪藻土・砥の粉を混ぜ合わせた粘土状の漆を木地の上に塗り重ねていきます
この漆を使い、微妙な凹みをカバーしていきます


7.漆を下塗り、中塗りとしていき、最後に上塗りをします
仕上げ方により、下塗り、中塗りの色を変えるときもあります